腎臓外科

診療体制

 
午前

南木

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午後

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診療内容

腎不全に関わる外科治療が対象です。主には、シャント治療(手術・PTA)、腎移植や2次性副甲状腺機能亢進症などの手術と管理です。腎移植はその後の長期管理まですべてをフォローします。なお、腎不全とは関係のない尿路系の疾患は泌尿器科が担当します。
腎不全患者数は糖尿病や高齢化を背景に増加の一途を辿っています。末期腎不全に至った場合の治療である腎代替療法には透析と腎移植があります。血液透析を安定して継続するためにはシャント(血液を出し入れする血管)を良好に維持していくことが必須です。また、腎移植は決して特別な治療ではなく、腎不全患者の多くが対象となる一般的な医療です。腎不全患者に対するこうした外科治療を最高レベルで提供します。

シャント

血液透析の際、血液を取り出して戻すため腕にある動脈と静脈を手術でつないだ血管がシャントです。自分の静脈が細い場合には人工血管を使用します。血管をつながない上腕動脈表在化や透析用カテーテル留置を含めてバスキュラーアクセスと呼びます。この中から患者さんごとに最適な方法を選択し、手術によって作製します。 シャントトラブルとはシャントが閉塞や感染などで使用できなくなる状態です。血液透析が継続できなくなるので、早急な対応が必要です。当院では、自院はもちろん他院の患者さんのシャントトラブルに電話1本ですぐに対応します。また、シャントを少しでも長持ちさせるようカテーテル治療(PTA)を積極的に行います。

腎移植

腎移植は今や一般的な医療です。すべての透析患者さんが選択肢に入れるべき治療です。透析を経ずに腎移植によって腎不全から脱することも可能です。全身麻酔を受けられる体力があれば、年齢や合併症はあまり問題になりません。生体ドナーは親族であれば血縁でなくても大丈夫です。当院ではまず2019年10月から、他院で腎移植を受けた患者さんを対象にした腎移植専門外来を開始しました。また、2020年12月に当院第1例目の生体腎移植手術を実施しました。状況は随時、「腎・透析センターオリジナルサイト」で報告します。

【腎・透析センター】専用サイト