宇都宮市で健康診断なら宇都宮記念病院

赤血球数・ヘモグロビン（血色素量）・ヘマトクリット値

貧血あるいは多血症の診断のための検査です。血液単位容積あたりの赤血球数もしくはヘモグロビン濃度が基準値以下に低下した病態を貧血と言います。

（人間ドック学会基準値を一部変更）

MCV・MCH・MCHC

以下の計算式で表され、貧血の種類の判定に用いられます。

MCV：Mean Corpuscular Volume（平均赤血球容積）

MCV（fl） = （ヘマトクリット値（％）×10）/（赤血球数（10⁶/μl））

MCH：Mean Corpuscular Hemoglobin（平均赤血球ヘモグロビン量）

MCH（pg） = （ヘモグロビン(g/dl)×10)/（赤血球数(10⁶/μl))

MCHC：Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration（平均赤血球ヘモグロビン濃度）

MCHC（g9dl） = （ヘモグロビン（g9dl）×100）/（ヘマトクリット値（％））

血清中に含まれる鉄分を調べ、貧血の原因が鉄欠乏性貧血かどうかを調べる検査です。

血小板は血液を凝固させて、出血を止める働きがあります。血小板数が減少する病気ではアザが出やすくなったり、血が止まりにくくなる症状があります。

（人間ドック学会基準値に準拠）

血小板増多症は40万以上で、人間ドック学会の判定区分では、真性多血症、慢性骨髄性白血病、原発性血小板血症などを考慮し、受診勧奨となっていますが、頻度は極めてまれです。

白血球は、病原微生物などから体を防御する働きがあり、体の免疫機能の主役と言えます。炎症や細菌感染症の際などに増加します。また、喫煙者では、約10％ほど非喫煙者と比較して増加することがあります。

（人間ドック学会基準値に準拠）
（※人間ドック学会の判定区分では9,000／μl以上が受診勧奨となります。）

白血球分画（血液像）とは、免疫機能の中枢である白血球を分類したもので、これらの割合を調べることで、各種血液疾患の診断と経過観察に役立てることができます。