耳鼻咽喉科
特長・得意分野
2019年11月から当院に隣接するMSC第1ビル1階に「宇都宮記念病院耳鼻咽喉科・小児科」を開設し、耳鼻咽喉科の診療を開始いたしました。受付から診療、耳鼻咽喉科に特化した検査、そして会計までがスムーズに行えるように設備を整えております。耳鼻咽喉科では乳幼児から成人、ご高齢の方まで幅広い年齢層の患者様を診察しており、安心してお待ちいただけるよう感染症の疑いのある患者様には個室をご用意し、感染拡大の点でも配慮しています。
診療では「丁寧に・わかりやすく」を第一に考え、患者様の希望を尊重しながら一人ひとりに寄り添った医療を心がけております。どんな症状、どんな治療をしているかわからないという不安をなくすためにも、実際にみみ・はな・のどの映像を可能な範囲で見ていただきながら説明できるように、耳鼻咽喉科専門の設備も幅広くそろえております。
当院はご高齢の患者様も多く、めまい、難聴や耳鳴、耳垢が詰まってしまった、長年の後鼻漏、飲み込みづらさなどでお悩みの方も多くいらっしゃいます。長く患っているので治らないだろうと思っている方、補聴器適合に関しても是非一度ご相談ください。また当院では、当科のほか歯科口腔外科、呼吸器内科でも睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れております。いびきでお悩みの方はもちろん、以前、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)をしていたが鼻閉などで中断してしまった方も、できるだけ使用継続できるよう、各科で連携を取り、きめ細やかにフォローしております。
入院中の患者様には、各科主治医、リハビリ科と協力し、嚥下機能検査(ファーバースコープを用いて咽喉頭を観察し、誤嚥の有無や実際にゼリーが通過する状態を観察し評価)を行い、嚥下訓練をしております。繰り返す肺炎、最近食事の時間がかかる、食べられなくなってしまった等がございましたら、外来での検査も可能ですのでご予約ください。
なお、育児中の親御さんの悩みとして、小児科を受診し、「中耳炎の疑いがあるから耳鼻科も受診するように」と言われ、一方で耳鼻咽喉科からは「肺炎、気管支喘息の疑いがあり、小児科も受診を」と勧められ戸惑うことがあると思います。当院ではどちらの科も併せて受診していただき、必要な検査(各種迅速検査等)、処置を受けていただけるようにしております。お子さんの看病をしていると最終的に親御さんが体調を崩されることもありますが是非一緒に受診いただけたらと思います。これまで小児耳鼻咽喉科領域にも多くの診療経験があり、また常勤医師も子育て真っ只中であることからこその目線で診療させていただいております。
主な専門検査機器
- OLYMPUS 耳鼻咽喉科スコープ(VH、V3、VT3)
- オージオメータ RION(AA・MIA)
- インピーダンスオージオメータ
- 耳管機能検査
- めまい検査(赤外線眼振検査)
- 重心動揺検査
- コンビームCT
- PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)