心臓外科
心臓外科領域
患者さんの満足度と社会復帰を第一に考え体の負担が少ない低侵襲な治療を行います
心臓の手術と聞くと「難しい大手術」「大きな傷」「長く苦しい闘病」などが想像されますが、近年患者様の体の負担が少ない低侵襲な治療が確実に発展しています。当院ではその技術を駆使して患者様の早期社会復帰に貢献しています。
2024年より宇都宮記念病院で開始した完全3D内視鏡(胸腔鏡)下低侵襲心臓手術を担当する当院の低侵襲心臓手術学会低侵襲心臓手術認定医 松濱 稔部長は2023年より海外における手術デモンストレーションも行っております。
当院では完全3D内視鏡(胸腔鏡)下低侵襲心臓手術の第一人者である日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院心臓血管外科 伊藤敏明医師、および東京慈恵会医科大学心臓外科の國原孝主任教授の強力なバックアップ体制と共に万全な態勢で安全第一に患者様の治療を行います。
(心臓外科の疾患の詳細や医師からのメッセージについては専門のWebサイトをご参照ください。)
血管外科領域
診療実績
当科では、2017年4月から下肢静脈瘤に対するレーザー焼灼術及び血管外科手術を開始いたしました。
また、2021年から下肢静脈瘤を瞬間接着剤で治療する「VenaSealTM クロージャー システム」による下肢静脈瘤血管内塞栓術(グルー治療)も行っております。グルー治療は、下肢静脈瘤の血管内治療の一種ですが、従来のレーザーやラジオ波等の熱を用いる血管内焼灼術に比べ、瞬間接着剤を静脈の中に注入して塞いでしまう方法で、熱が発生しないため、神経などの静脈周囲組織への熱の影響がなく、かつ手術中、手術後の痛みが極めて少ないという利点があります。ただし、グルー治療を行うことのできる静脈瘤は限られているため、基本となる下肢静脈エコー検査の他に検査を行い、静脈瘤の状態をより、可視的に捉えることにより、治療法の適応をより正確に判断していきます。
なお、重症な疾患に関しては獨協医科大学病院 心臓・血管外科及び獨協医科大学日光医療センター 心臓・血管外科と連携し、診療を行っています。